無印良品 敏感肌用薬用美白シリーズの成分解析と体験評価

無印良品 敏感肌用薬用美白シリーズ

敏感肌用薬用美白シリーズ(無印良品)
美白化粧品 医薬部外品
[美白成分] アスコルビン酸2-グルコシド
★★
43/100 [当サイト独自の評価基準による]
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敏感肌用薬用美白シリーズの特徴と共通有効成分解析

敏感肌用薬用美白シリーズの共通成分"

無印良品の敏感肌シリーズは低価格で肌にやさしいイメージがあり、通販以外でもファミリーマートや無印良品の店舗で購入できるため使用者が多いですが、その敏感肌シリーズの美白化粧品ラインになります。

美白有効成分は、

  • 化粧水   :アスコルビン酸2-グルコシド(持続型ビタミンC誘導体)
  • 美容液   :アスコルビン酸2-グルコシド(持続型ビタミンC誘導体)
  • 乳液      :アスコルビン酸2-グルコシド(持続型ビタミンC誘導体)
  • クリーム:アスコルビン酸2-グルコシド(持続型ビタミンC誘導体)

と、ラインを通してすべて同じ成分です。

アスコルビン酸グルコシドは、単体で配合される場合は美白効果がゆるやかなのであまり実感は得られないかもしれませんが、刺激はほとんどなく敏感肌には向いている美白成分です。

また、抗炎症成分として医薬品にも使用されるグリチルリチン酸2Kが配合されており、個人差はありますが他に刺激となりそうな成分が見当たらないことからも敏感肌にとっては安心して使える化粧品だと思います。

まずは、敏感肌用薬用美白シリーズを支えている興味深い共通成分を解説していきます。

アスコルビン酸2-グルコシド(主要美白成分)

アスコルビン酸2-グルコシド

アスコルビン酸2-グルコシドは古くから使用実績のあるビタミンC誘導体のひとつで、多くの美白化粧品に配合されている定番ともいえるビタミンC誘導体です。

ビタミンC誘導体というのは、ビタミンCがそのままでは皮膚に浸透しないので皮膚に浸透しやすいようにビタミンCを皮膚に浸透する物質で包み込み、皮膚に浸透した後にビタミンCが効果を発揮する技術で、効果としてはビタミンCの効果です。

ビタミンCの美白効果は以下の図を参考にしてほしいのですが、主にドーパキノンと黒色メラニンの還元作用です。

ビタミンCのシミ還元作用の仕組み

シミができるまでには段階があり、最初はチロシンというアミノ酸の一種にチロシナーゼという酵素が結びついてドーパへ代謝され、次にドーパとチロシナーゼが結びついてドーパキノンとなります。

通常であればドーパキノンはそのまま黒色メラニンとなるのですが、ビタミンCはドーパキノンに対して還元作用が働くため、黒色メラニンになるのを防止します。

また、できてしまった黒色メラニンに対しても還元作用が働くため2段階のシミ防止作用があるといえます。

ただし、アスコルビン酸グルコシドはビタミンC誘導体の中では最も効果がゆるやかで単独では確認できるほどの効果は期待できず、多くの場合は他の美白成分と合わせて配合されます。

■ グリチルリチン酸2K

グリチルリチン酸2K

グリチルリチン酸2Kはカンゾウ根エキスの主成分であるグリチルリチン酸の誘導体で、皮膚の炎症を抑える成分として医薬品にも配合されている有名な成分です。

敏感肌向け化粧品や低刺激をウリにする化粧品にも配合されていることが多く、化粧品の抗炎症成分としては認知度が高いです。

連続使用しても刺激や副作用がほとんどなく安全性は極めて高い成分です。

■ グリコシルトレハロース

グリコシルトレハロース

トレハロースはきのこ類や酵母に含まれる自然界に存在する糖のひとつで、細胞やたんぱく質を乾燥や凍結などのストレスから保護する作用があることが多くの研究で実証されています。

この作用によって復活草と呼ばれる砂漠に自生するイワヒバは50年以上乾燥環境におかれても、水を与えるとわずかな時間で元の姿に戻り活発に活動をはじめます。

以下の画像は枯れたイワヒバに水を与えた後の経過を観測したものですが、8時間、24時間で徐々に元に戻っていくのがわかると思います。

イワヒバの吸水後の変化

このように乾燥した細胞を元に戻して活発にする作用のあるトレハロースを、肌に浸透しやすいようにグルコース(ブドウ糖)と結合させたものがグルコシルトレハロースです。

グルコシルトレハロースは、他の保湿成分と比較しても乾燥状態において肌を保護して水分を保つ効果に優れており、人気の保湿成分のひとつです。

■ スベリヒユエキス

スベリヒユエキス

スベリヒユエキスは、肌を柔軟にする保湿効果が主なのですが、炎症を抑える働きもあり、敏感肌用なのでグリチルリチン酸2Kをサポートして相乗効果で肌を落ち着かせる効果を狙っているのだと思います。

■ グレープフルーツエキス

グレープフルーツエキス

無印良品の公式サイトに問い合わせたところ、ここで配合されているのはグレープフルーツ種子エキスではなく、グレープフルーツエキスです。

そのため、抗菌効果はなくシンプルに肌を潤す湿潤剤として配合されています。

■ アンズ果汁

アンズ果汁

無印良品の公式サイトによると、アンズ果汁にはシミを防止する働きがあり、以下の図のように、

アンズ果汁がシミを防止する仕組み

ドーパとチロシナーゼの結びつきを阻害してドーパキノンに代謝するのを防止することによってシミを防ぐようです。

アスコルビン酸2-グルコシドと相乗効果でシミを防止することが期待できます。

敏感肌用薬用美白化粧水-高保湿タイプ

無印良品 敏感肌用薬用美白化粧水

化粧水
パラベンフリー アルコールフリー 無鉱物油 無着色 無香料
[美白有効成分] アスコルビン酸2-グルコシド(持続型ビタミンC誘導体)
[容量] 200mL
[価格(定価)] 1,600円(税込)
[おすすめ度] ★★
[成分一覧]  ∗ 共通成分は青色、ピックアップ成分は赤色です。
有効成分:アスコルビン酸2-グルコシドグリチルリチン酸2K
その他の成分:水、濃グリセリン、DPG、PEG(31)、1,2-ペンタンジオール、グリコシルトレハロース・水添デンプン分解物混合溶液、ジグリセリン、メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体液、ヒアルロン酸Na-2、スベリヒユエキス、グレープフルーツエキス、アンズ果汁、1,2-ヘキサンジオール・1,2-オクタンジオール混合物、DL-PCA・Na液、BG、グリセリンエチルヘキシルエーテル、クエン酸、クエン酸Na

敏感肌用薬用美白化粧水の成分解析と評価

敏感肌用薬用美白化粧水の特徴は、

  • 敏感肌でも使える美白化粧水が低価格で使える

というものだと思うのですが、自社で研究開発し効果の裏付けがある美白成分を配合している大手メーカーやこだわりの成分を組み合わせて美白効果を強化しているメーカーに比べるとこれといった特徴がなく、ビタミンC誘導体を配合しているのみといった印象があります。

美白成分として配合されているアンズ果汁も成分表示をみると微々たる量で、美白効果に影響があるとは考えにくいため、美白化粧水としながらも実際はほとんど美白効果は期待できないと考えられます。

また、高保湿タイプの化粧水ですが、保湿成分はグリセリン類とグリコシルトレハロースとヒアルロン酸が主なので、肌を一時的に柔軟に潤す効果はありますが、肌の角質層の水分をサポートしたり、水分を維持するような効果はないので乾燥肌の方は注意が必要です。

なお、敏感肌用薬用美白化粧水に配合されている注目成分はありません。

敏感肌用薬用美白美容液

無印良品 敏感肌用薬用美白美容液

美容液
パラベンフリー アルコールフリー 無鉱物油 無着色 無香料
[美白有効成分] アスコルビン酸2-グルコシド(持続型ビタミンC誘導体)
[容量] 50mL
[価格(定価)] 1,400円(税込)
[おすすめ度] ★★
[成分一覧]  ∗ 共通成分は青色、ピックアップ成分は赤色です。
有効成分:アスコルビン酸2-グルコシドグリチルリチン酸2K
その他の成分:水、DPG、濃グリセリン、オリブ油、ミリスチン酸オクチルドデシル、1,2-ペンタンジオール、グリコシルトレハロース・水添デンプン分解物混合溶液、シクロペンタシロキサン、親油型ステアリン酸グリセリル、ミツロウ、ベヘニルアルコール、ホホバ油、PEG(31)、ステアリン酸PEG、ステアリン酸POEソルビタン、メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体液、ヒアルロン酸Na-2、チンピエキス、スベリヒユエキス、グレープフルーツエキス、アンズ果汁、1,2-ヘキサンジオール・1,2-オクタンジオール混合物、BG、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、キサンタンガム、クエン酸Na、水酸化K、天然ビタミンE、フェノキシエタノール

敏感肌用薬用美白美容液の成分解析と評価

敏感肌用薬用美白美容液の特徴は、

  • 敏感肌でも使える美白美容液が低価格で使える

となりますが、低価格ということからも推測できるように、美容液と呼べるほど成分が配合されているわけではなく、成分は基本的に化粧水と同じでテクスチャがべたつかない乳液っぽいものになっています。

美白成分として美容液のみチンピエキスが追加されており、シミ防止効果に期待したいところですが、配合量が微々たるものなので、どれほどの効果が得られるのか疑問が残ります。

紫外線を浴びた日のシミ防止ケアはできるだけ確実に行うべきなので、低価格だからといって効果に不安の残るものを使うよりは、効果に信頼をよせることができるものを使うべきだと思います。

では、敏感肌用薬用美白美容液に配合されている注目成分をピックアップして解説します。

■ チンピエキス

チンピエキス

チンピとはミカンの果皮のことで、みかんの果皮を日干しにして乾燥させたもので、それから抽出したエキスがチンピエキスです。

チンピエキスの効果は以下の図のように、

チンピエキスのシミ防止の仕組み

シミの原因となるチロシナーゼの活性を阻害するため、アンズ果汁と相乗効果でメラニンの黒化を防ぎます。

敏感肌用薬用美白乳液

無印良品 敏感肌用薬用美白乳液

乳液
パラベンフリー アルコールフリー 無鉱物油 無着色 無香料
[美白有効成分] アスコルビン酸2-グルコシド(持続型ビタミンC誘導体)
[容量] 150mL
[価格(定価)] 1,400円(税込)
[おすすめ度] ★★
[成分一覧]  ∗ 共通成分は青色、ピックアップ成分は赤色です。
有効成分:アスコルビン酸2-グルコシドグリチルリチン酸2K
その他の成分:水、オリブ油、DPG、濃グリセリン、パルミチン酸エチルヘキシル、PEG(31)、1,2-ペンタンジオール、親油型ステアリン酸グリセリル、ホホバ油、ベヘニルアルコール、オレイン酸POE(20)ソルビタン、ステアリン酸PEG、メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体液、ヒアルロン酸Na-2、スベリヒユエキス、グレープフルーツエキス、アンズ果汁、1,2-ヘキサンジオール・1,2-オクタンジオール混合物、BG、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、キサンタンガム、クエン酸Na、水酸化K、天然ビタミンE、フェノキシエタノール

敏感肌用薬用美白乳液の成分解析と評価

敏感肌用薬用美白乳液の特徴は、

  • 敏感肌でも使える美白乳液が低価格で使える

となりますが、基本的な成分は化粧水と同じでテクスチャが乳液となっています。

そのため、美白効果についてはあまり期待できないと考えられます。

なお、敏感肌用薬用美白乳液に配合されている注目成分はありません。

敏感肌用薬用美白クリーム

無印良品 敏感肌用薬用美白クリーム

クリーム
パラベンフリー アルコールフリー 無鉱物油 無着色 無香料
[美白有効成分] アスコルビン酸2-グルコシド(持続型ビタミンC誘導体)
[容量] 45g
[価格(定価)] 1,400円(税込)
[おすすめ度] ★★
[成分一覧]  ∗ 共通成分は青色、ピックアップ成分は赤色です。
有効成分:アスコルビン酸2-グルコシドグリチルリチン酸2K
その他の成分:水、DPG、パルミチン酸エチルヘキシル、シクロペンタシロキサン、濃グリセリン、ミツロウ、ベヘニルアルコール、親油型ステアリン酸グリセリル、ジメチコン、オリブ油、1,2-ペンタンジオール、テトラエチルヘキサン酸ペンタエリトリット、ステアリン酸POEソルビタン、ステアリン酸PEG、ホホバ油、メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体液、ヒアルロン酸Na-2、スベリヒユエキス、グレープフルーツエキス、アンズ果汁、1,2-ヘキサンジオール・1,2-オクタンジオール混合物、BG、クエン酸、クエン酸Na、水酸化K、天然ビタミンE、フェノキシエタノール

敏感肌用薬用美白クリームの成分解析と評価

敏感肌用薬用美白クリームの特徴は、

  • 敏感肌でも使える美白クリームが低価格で使える

となりますが、基本的な成分は化粧水と同じでテクスチャがクリームとなっています。

そのため、美白効果についてはあまり期待できないと考えられます。

なお、敏感肌用薬用美白クリームに配合されている注目成分はありません。

敏感肌用薬用美白シリーズの総合評価

低価格なので試しやすいですが、美白成分や保湿成分が最低限なので、本格的に美白ケアしたい方には不向きです。

ここまで敏感肌用薬用美白シリーズの共通成分や化粧水・美容液・乳液・クリームの注目成分について解説してきましたが、機能性成分がほとんど入っていないためあまり解説することがありませんでした。

低価格の美白化粧品は根強い人気がありますが、わたしにとって美白化粧品は、

  • シミをできるだけつくらりたくない
  • シミをできるだけ目立たなくしたい、薄くしたい
  • 暗くなった顔色を明るくしたい
  • 肌のキメを整えて透明感を上げたい

などの要望に応えてくれることが必須条件で、そのためには成分効果を重視する必要があります。

無印良品の敏感肌用薬用美白シリーズは低価格で学生の方でも続けやすいですが、配合されている機能性成分も微々たる量なので、実際に数ヶ月使用してみると期待する美白効果はほとんど得られないことがわかります。

シミは予防や防止が最重要であり、30歳以降になるとシミの防止はできるだけ確実に行うべきなので、たとえ低価格であっても美白成分の効果が薄かったり配合量が少ないものを選ぶのではなく、多少値段が上がっても信頼できる美白成分を複数組み合わせて相乗効果を狙っているものを使用するほうがおすすめです。

当サイトで解析した美白化粧品一覧は以下でみれるので、関心があれば他の美白化粧品も合わせてチェックしてください。

参考:敏感肌向け美白化粧品一覧 [成分解析済]

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